風の電話
3月 10, 2016
皆さんは 風の電話 をご存知ですか?
東日本大震災で1200人余の命が失われた岩手県大槌(おおつち)町の海を望む高台に、電話線がつながっていない電話ボックスがあります。それは会えない相手に想いを伝える「風の電話」。
岩手県大槌町の海を見下ろす丘に置かれた「風の電話」。
震災で会えなくなった家族や友人ともう一度言葉を交わしたいと願う人々がここを訪ね、
線のつながっていない受話器を通じて「会話」をする。
東日本大震災から5年。
復興は進んでも、大切な人を失ったことで前に進めずにいる人はまだ多くいる。
口に出せない思いを抱えた人たちにとって風の電話は大切な支えになっている。
そこには備え付けのノートがあります。
「会いたくて会いたくて、声が聞きたくて、来ました。
もう痛くないよね、苦しくないよね、、、」
そんな言葉がきざまれています、、、
実は私の息子はあの時、あの場所にいました、、、24四時間たっても連絡がつかず、覚悟 しました、、、
彼は乗っていたであろう自転車と共にあの海の深みにのみこまれてしまったのかもしれない、、、と
しかし息子は生きていました、、、24時間が少し過ぎた頃 電話が入り、息子の無事を確認したのです。
そんな経験から東日本大震災は人事ではありません、、、
家族を亡くしてしまった方々の声が今も聞こえるようです
そのような方々がその肩の荷に耐えられるようにお祈りしています、、、。